「実験動物に関わる器材及び設備など供給側の役割は今後ますます重要になる」との認識のもとに1964年に創立いたしました。

実験動物関連団体としては、現在の社団法人日本実験動物学会についでの創立となります。

わが国の経済は飛躍的な発展をし、産業、学術と様々な面で驚異的な進歩をしました。

本協議会加盟各社もまた例外ではなく、創立以来現在までの歩みのなかで、地味ながらも着実な発展をし、様々な製品を世に送りだしました。

ガラス・木・亜鉛引鉄板製の時代から、アルミニウム・ステンレス製の時代へと移り、新素材が次々に開発されるにつれて合成樹脂も注目され、更に、形態においても多くの改良がなされています。

産業の隆盛にともなって人手不足が社会的な問題になり始めた頃には、省力化製品も数多く開発されました。その他、実験動物科学に用いられる幅広い理科学機器についても、ユーザーの皆様とともに改良、開発、導入を積極的に行ってまいりました。

これらの機器類を皆様にご紹介する場として、実験動物学会などの研究発表会で展示会を開催し、ユーザーに新しい情報を提供し続けると共に、学会活動に協力してまいりました。

数々の実験動物施設の企画、立案、設計から関わり、アドバイザーとしての役割を担うにいたりました。

これからの実験動物科学には、動物福祉と倫理の重視、国際的ハーモナイゼーションへの対応、代替法の研究などの課題が挙げられます。

これらに対応するためには、全てが一体となって、協力していかなければなりません。

本協議会は、それらの状況を念頭に置き、積極的に研究を重ね、実験動物科学全体の発展に役立つよう努力をしてまいります。

私たちが50年間にわたる活動を続けてこられましたのも、多くの方々のご指導とご支援があったことと厚く感謝申し上げます。また、今後とも日本実験動物器材協議会の活動に、尚、一層のご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げます。

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